山口那津男常任顧問、山本博司参議、若松かねしげ参議が、今国会をもって勇退をされます。大変にお世話になった先輩方に心から感謝申し上げます。寂しさがあります。こういう「寂しさ」の命の位置から自身を朝夕高めて参ります。
さて、本日、国会が事実上、閉会しました。参議院は財政金融委員会が動き、本会議も正式にセットされていました。衆議院は動いていませんでしたが、参議院の状況次第では明日の衆議院の動きも考えられたので、議院運営委員会に所属している私は衆議院で終日、参議院の行方を見守っておりました。
このような事態に至ったのは昨日、ガソリンの暫定税率廃止法案が衆議院で可決したからです。
言うまでもなく、公明党もガソリンの暫定税率を廃止することを決めています。その上で、廃止した際の財源の確保、廃止前後の社会的影響、GXなどの環境政策との関連や電気自動車課税のあり方などなど、暫定税率に関連する様々な課題にも配慮すべく検討を重ねている最中でした。年末の税調までには整えるべく頑張っていました。
法案が提出されたのは6/11、国会の会期は6/22、施行が7/1です。余りに拙速すぎで、あり得ません。法案はただ廃止するだけで、その他の課題に対する政策が明確に規定されていない。欠陥法案と言われても仕方ない。これを短い時間(修正する時間がない)で成立させて、施行しよう(現場の準備が追いつかず、損害がでる)など、到底認められません。
野党の主張は物価高に苦しむ国民の思いに応えるというものです。言葉の表面は素晴らしいし、公明党は心の底からそのように思っています。しかし、欠陥法案では、国民に逆の効果が生じます。私は、国民の皆様は野党の目論見を正視眼で見破ってくださることを確信しています。
あり得ない野党の行動で参議院に不測の負担をかけてしまいました。明日から参議院議員になり代わり来る参議院選挙に挑みます!