過日、経産大臣政務官として地元・熊本の企業を訪問
まず、熊本県玉名市の「坂本石灰工業所」を視察。きっかけは昨年末、東京ビッグサイトで行われた中小企業新物づく・新サービス展に出展しておられた同社を視察させて頂いたこと。同社の製品は国民の皆様のほとんどが目にされたことがあると思われる乾燥剤の製造が主力です。石灰製品の原料製造には大量のCO2が排出されることが知られておりますが、使い終わった石灰製品は後々CO2を吸着し、元の姿になって自然に帰ります。CO2循環の仕組みを教えて頂きました。坂本社長はじめお世話になった社員の皆様、大変にありがとうございました。
次に、熊本県菊池市にある「くまさんメディックス」を視察。
歴史的には熊本酸素として熊本のガス供給を担っておられますが、同社は半導体製造装置の一部を供給しておられます。同社の創業は丁度、日米半導体摩擦のときで、業績が伸びない時期が続いたそうですが、今、急速に拡大しています。白瀬社長から半導体製造装置のサプライチェーンについて貴重なご指導を賜ることができました。白瀬社長はじめご説明頂いた社員の皆様に感謝申し上げます。
続いて、熊本県益城町の丸菱ホールディングスを視察。同社は食品原材料の調達、製造・加工、小売まで食品のサプライチェーンを一気通貫で手掛ける稀有な存在です。熊本地震を乗り越えて、今では過疎地域への食品供給といった社会課題解決にも取り組んでおられます。国産の原材料にもこだわり、食料安全保障にも貢献しておられます。ご対応頂いた本田社長はじも社員の皆様に感謝申し上げます。
視察を終えて改めて感じたことは、日本は7割を超える雇用を担う中小・中堅企業の活力に支えられていること。これからも中小・中堅企業の支援に全力で取組んで参ります。